
■足のガサガサ
悩みの多い「足のガサガサ」は新陳代謝でいらなくなった角質が剥がれずそのまま蓄積されたり、外部からの刺激(摩擦や圧迫)から肌を守るために厚くなった状態で、角質化と呼びます。このような状態では、皮膚の細胞に水分が十分届かなくなり、乾燥し、ひどい場合にはひび割れたりします。
主な原因として、サイズの合わない靴や足の形状に合わない靴を履いているという外部的な面と、新陳代謝がうまく行えていないということが考えられます。
■魚の目(鶏眼)
魚の目は、長期間にわたって圧迫や摩擦などの外部刺激により、肥厚した角質が皮膚の内部に向かって楔状に食い込んでいき芯をつくり、痛みを伴う状態をいいます。ひどい場合には、骨まで
影響を及ぼすこともあります。気づいたら、早めに皮膚科など専門医に相談して治療をしましょう。
■タコ
タコは、長期間にわたって圧迫や摩擦などの外部刺激により、肥厚した角質が皮膚の表面に盛り上がった状態をいいます。魚の目のように芯はありませんが、圧迫されると痛みを伴う場合もあります。
■におい
足の裏には皮脂腺はないのですが、汗腺は多く、汗をかきやすい場所です。また、靴を履いている時間が長いので、蒸れて、雑菌が繁殖しやすく、においを引き起こしています。
まずは、清潔に保つことが大切です。
■むくみ
体の水分や血液は上から下へと流れ、足に溜まりやすくなっています。この足に溜まった水分や血液を上へと押し上げ、心臓へと循環させるのが、「ふくらはぎ」です。ふくらはぎは、筋肉の伸縮作用によって血液や水分を上へと押し上げるポンプのような働きをしています。
このポンプの様は働きが十分に行えない場合は、血液や水分の流れが悪くなって足に溜まってしまいます。この状態を「むくみ」といいます。
原因としては、立ちっぱなし、座りっぱなしなど同じ姿勢でいる事や、塩分の取りすぎ、冷えや疲労、運動不足や新陳代謝の低下などが考えられます。
■巻き爪
巻き爪とは、爪の両端またはどちらか片側が足の指の肉に食い込みながら筒状に丸くなっている状態をいいます。ひどい場合は腫れたり、出血や化膿を引き起こし、痛みを伴うことがあります。
様々な原因が考えられますが、主に、深爪など間違った爪の切り方や、きつい靴を履くことでの圧迫が考えられます。
■爪白癬
爪白癬は別名「爪水虫」といわれ、白癬菌という菌が原因の感染症です。爪白癬に感染すると爪は変形し、厚くなったり、ザラザラ、ボロボロと白濁または黄色く濁った色になります。完治には内服薬の治療が必要となりますので、異常に気づいたら皮膚科へ相談しましょう。
■爪甲縦裂症
爪甲縦裂症は、爪の表面に縦に線が入り、徐々に裂け目ができ、爪の表面の光沢がなくなり、爪先は割れたような状態になります。
主に栄養の偏りが原因と考えられています。このような症状が現れた場合は、食生活や健康管理を見直すことが重要です。
■外反母趾
外反母趾は、母趾(親指)がくの字に曲がって痛みを伴う状態をいいます。様々な原因があり、主な原因としてはきつい靴、開帳足、リウマチなどです。
悪化させないように、先のとがった靴やヒールの高い靴を履かない様にし、指を広げるようなに指の運動を行いましょう。
痛みや指の歪曲がひどい場合は、整形外科など専門医へ相談しましょう。

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